2012.06.08

思い出のFUJICA DL-100 と出会いました。

ある雑誌の一部分にその写真は載っていました。
「なんだこれ、見たことあるぞ!?」

型番を調べ中古を探して発注するまでに、そんなに時間はかかりませんでした。

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FUJICA DL-100

フィルム簡易自動装填機能DIL(Drop in loading)を搭載した全自動カメラです。日付写し込み機能が無いFUJICA DL-100は1983年6月に発売されています。

FUJINON 38mm F2.8の単焦点を搭載したフラッシュ装備のフルオートモデル。シャッタースピードは1/8~1/500secで単三電池二本で駆動します。モデル名にDATEがついているものは日付写し込み機能があるモデルです。ファインダーはレンジファインダーのようにブライトフレームを持ちますが、測距連動でピント合わせができるような機構はありません。英語版のマニュアルはこちらのサイトにPDFでありました。

緑のAFマークの左右が赤外線アクティブオートフォーカスで、レンズ上部がバッサリ切り取られたデザインはマリオ・ベリーニというデザイナーの手によるものです。グリーンがまぶしく、しぼの大きいグリップは電池が収まりやや大きく持ちやすいです。



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フラッシュは手動でポップアップ。



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緑のランプはフィルム巻き上げ時。
白いランプはフラッシュready。
赤いランプは手ぶれ警告。
裏蓋左側はフィルム確認用窓。

Shutter Release Lockをスライドさせ赤い表示になったらレリーズ可能。半押しで測距とフォーカスを行うのは今のカメラと同じです。

ブライトフレームの一番外側の枠は1.5m以上離れた場合、0.9-1.5mではパララックスから一段下の枠を目安にします(とそう英語版のマニュアルに書いてあるw)。上のランプはShake warning lampなので、これが点灯した場合は手ぶれに気をつけろと。フォーカスは中央部の丸部分です。

半押し時の測距と同時に右側にDistance Symbolが赤く現れます。そこには三種類の絵柄が現れるのでおおよその距離がつかめることでしょう。




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下側にはfilm speed設定であるISO感度変更レバーがあります。400までとなってます。





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レンズ上部に現在のフィルム感度が表示されています。ちなみにセルフタイマーはレンズ正面から向かって右側にレバーが設置されています。






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DILというシステムの要というか、象徴がこの縦半開き。差し込んでふたを閉めるだけと画期的な仕組みは、当時のフォトキナでも注目を集めたそうです。






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フィルムは通常の135です。長すぎたフィルムでも装填時にこの端についているカッターで先端を切断してくれます。もちろんセットすれば自動で撮影可能域までフィルムを自動で送ってくれます。



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モルトプレーンはフィルム確認窓付近のみ。おそらくここが大丈夫なら光漏れはOKなのかな。





思い出のと書いたのは、触ったことがあるという記憶があったからです。色、形、グリップ部分のぎざぎざの手触りとかを確実に覚えていました。だからこそ、小さな写真で衝撃を受けるほどだったのです。当時は5万円弱だったようですが、数千円で状態の良いものを手に入れました。絵本2冊より安いですね。

今日はISO400の24枚撮りを入れましたが、チャンスもなく半分程度しか撮影できませんでした。光漏れの心配もありますし、ちゃんと写っているかどうかわかりません。現像が楽しみでもあります。

あと、モータードライブの音が結構します。忘れてました。デジタルではない独特の音です。それから厚みもあるのでポケットからさくっと取り出すなんてことはできません。意外に重いので落とすと壊れちゃいそうです。ストラップもいるかな。

あがってきたのを見てからでないと何とも言えませんが、ファインダーと写真の感じが気になります。感覚的にどうなるかがまだわかりませんので。ただ、撮っていて思ったことは38mmはもう少し引きたいと思うことが多かったです。これが標準レンズならまた切り取り方も違うのではないかなとも感じました。


週末には現像に出したいなと思っているところです。








2012.06.06

岩村散策 Nikon NewFM2

2012/05/20 やっとの事で岩村へ家族で散策に出かけることができました。

実はこの日のあと、赤ちゃんに一大事がありまして命とは何かとかそんなことを考えたりすることがありました。今は元気なので大丈夫です。

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駐車場は岩村を散策する人には無料で開放されている場所が複数あります。かんから餅など食べたいものも都合無理でしたが、次回は必ず行きますし買いますよ!


プリントを複合機でスキャニングしているので、誇りや荒さが多々見受けられますね。それでもやはり味わい深い。ネガでも楽しいです。



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道はある程度整備されていて歩きやすいところでした。曇りで助かったかな、暑くなくって。




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なまこ壁

曇天だったのですが、Nikon NewFM2に35mmF2Dを付けた装備でF8 1/250というデーライトフィルムの見本のような露出でした。この三枚目のような場合は白に引きずられるので、中央部重点測光だとアンダー表示されてしまいます。

以前に書いたエントリー(Nikon New FM2のファインダー)を参照していただきたいのですが、指針露出計のFE2などと違ってFM2は5段階表示です。電池の消費は最小限度ですみます。もちろん無くっても撮影は可能です。この露出計を使うと大体が+○表示でした。それだとこれくらいの写り方をするってことですね。

ネガを使っているので粘り強く、車道も結構きれいに描写してくれています。







2012.06.05

数年前の岩村城址

写真カテゴリーしか当てはまらないかな、フィルムです。
(*銀塩カテゴリーを追加しました。2012/06/06)
カメラはたぶんNewFM2 、レンズはNikkor 35mm F2Dと思いますが違うかも。

数年前に試しに持って行った銀塩でのショット。

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『この柔らかさ、無敵だよね。』

なんていう訳のわからないコピーが思い浮かびます。
デジタルが銀塩を超えたとか超えないとかどうでもいいんですな。そういうことは本人の感覚で良いとおもえば良いんだと。

ただどうでしょうか、1020万画素のD80程度だと、 プリントを比べるとまだまだ負けてるなって。なんだろね、この魅力。

てことで、5月は死んでましたが元気だった20日にちょうど岩村に出かけたました。そのときもフィルムを持って行ったんですが、現像が上がってきたので次回からしばらく掲載しますね。

2009.11.15

夏の思い出 NEOPAN 400 PRESTO

  あの夏の日、IXYと一緒に持っていったのはD80ではなく、Nikon New FM2。それに詰め込んだのはフジのネオパン400プレスト。

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光と反対側に影ができて、その影が無限のグラデーションを見せてくれる。単なる隙間ではない生活路。この小道は生きている。

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暑い日だったので、人気はまばら。よそ者は目立つが、あたたかいコミュニケーション。つぶれきらない暗部が頼もしい。

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ISO感度400という高感度でも粒子が整っている。らしい。そんなに詳しくないけれど、僕は楽しんでいる。構図がちょっとずさんだったかな。下があきすぎた。でも、これが僕の見た目だったのかな、とも思う。

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暑い日中も、名古屋とは違って風が優しい。ほんのり髪を湿らせて、絵本に夢中。僕の母は夕飯の支度中。父は画面の外でお昼寝中。僕は撮影中だ。

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