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2010.10.05

SUBARU レガシィ ツーリングワゴンのことをあれやこれやと

 初めて私が出会ったのは、もちろん初代レガシィワゴンであって、ということでレオーネの次の車という印象しかありませんでした。ただその次のレガシィワゴン、つまりは2台目に当たるBD/BG型は初めて欲しいと思ったレガシィワゴンでもありました。

 知らなかったのだけれども、内装はオリビエ・ブーレイ氏が担当したそうです。ブーレイ氏といえば、三菱の悪しきブーレイ顔としての方が有名かもしれません。グランディスを筆頭に、ランサーエヴォリューションの他にもいろいろな車種が独特のエクステリアデザインとなっていったのは、リコール騒ぎと同時に低迷していった時代と符合します。しかし、そんな2台目のインテリアは個人的には結構かっこいいなと思っていました。ポジションランプがある時点で、普通の国産車にはない何かを感じていました。

 若かったということもあります。欲しかったグレードは上級スポーツグレードであるGT-Bでした。ビルシュタイン社製の足回りをもった高級スポーツワゴンでもありました。当時の私はこいつのマニュアルに憧れたものでした。実際は2ステージツインターボという最先端の技術をひっさげた割には、息継ぎ等も指摘された過激なセッティングだったのです。そうしたある意味尖った部分にも憧れを抱いていたのかもしれませんね。余談ですが、偶然にも会社の若い子が(GTだったかな)この型のレガシィワゴンに乗っていました。彼は今 Fitに乗っていますが、許すなら好きな車に乗りたいなと話しておりました。

 やがてモデル末期となったBD/BG型は次なる3代目とフルモデルチェンジをしていくことになります。


 3代目 SUBARU レガシィワゴン BE/BH型

 端的に言ってしまえば、「コレが欲しい」と一気に気持ちが変化するほどのモデルチェンジでした。この頃の好みは、やや大人しくなったとはいえ、トップグレードへの憧れは持ち続けておりました。もちろん色は白が好きなのも同じです。

 アウトバックがランカスターとして発売開始になり、セダンはB4の名前が与えられたのも確かこの頃です。ヘッドライトが2階建てデザインになり厚みがましました。それと同時にリアのガーニッシュにも同様のテイストが盛り込まれ、全体的に2代目に比べると肉厚な印象を持つエクステリアを与えられています。剛性感の塊のようなデザインはインテリアも同様で、私はとても大好きになりました。憧れが一世代いきなり変わるほどですもの。もっともインテリアに関しては好みが分かれるようで、同僚も好き嫌いが分かれておりました。

 積載性は2代目と比べると随分アップしたように感じました。ハンドルの隙間から見えるメーターの視認性は高くて、とても高級感があります。運転席に伝わる適度な音も、水平対向エンジンらしい心地よいものでした。STiなどのモデルでなくても、不快でないレベルでの音量を確保しているので、うるさく感じさせることなくその気にさせる、調度いい味付けがされていました。

 運転した印象は、ボディー剛性感の大幅アップを一番感じるところです。グレードを問わず、シャシー性能がすばらしいということに尽きます。もちろん足回りの良さというのは、言うに及ばずでしょう。これは、モデルチェンジしましたが2代目のスズキ スイフトにもいえる部分だと思います。スイフトは1.3LのATと1.6のスイフトスポーツしか乗っていませんが、1.3でもオーバークオリティーなシャシー性能の驚きを隠せませんでした。車に興味がない人でも、少し運転すれば気がつくだろうという位ですね。この印象はレガシィにも当てはまると思います。

 このボディという部分。そのオーバークオリティーな部分。不必要という意味合いではなくて、ユーザー的にはラッキーな、おいしい部分です。実際の現場の人には怒られるかもしれませんが、あくまで私の印象としてですと断っておきます。

 全車種ではないです、ですがたとえばトヨタやホンダは、もっともっと制作段階というか設計段階でシビアに作られている感じがしています。10年はしっかりしているが、そのあとは急にやれてくるといったイメージです。あくまでそんな感じととらえてもらいたいのですが、難しいでしょう。ギリギリのコストで、必要なギリギリの部材で、許容範囲内のボディ剛性なりクオリティーを確保するという点で最も優れているような気がするのです。

これが、たとえばレガシィだったりスイフトだったりの場合、追い求める要求を十二分に満たして価格を後で決めたような、必要以上の剛性だったり質だったりをもった製品しか作れないということです。実際そんなことはないのかもしれませんが、そんな風にしか思えないほど質が高いと感じます。安いギリギリ(かといってそれは製品として十分ではある)でいいものを低コストで作ることができなかった。しかし、それはかなりの品質をある程度まで抑えられた価格で買えるという利点でもあるわけです。私はそんな印象を持っているんです。これは、今のトヨタスバルではありえないでしょうね。実際、パーツやインテリアを見れば凝ったことをやれない事情を垣間見ることもできます。

 そして、4台目 BL/BP型 レガシィワゴン誕生。

 このモデルチェンジは大きな意味合いを果たすことになったと思っています。生産年数は6年と通常よりもサイクルが長くなったこの型は、 35mmの全幅拡大によって3ナンバー化して大きくなりました。どでかいという表現は当てはまらないのですが、たしかに少し大きくなったなぁという感想を持つ感じでしょうか。

 このモデルでは軽量化も大変進みまして、この大きさの割にグレードによっては1,300kg台と凄まじい技術や魂を感じます。あの軽量で環境重視のプリウスも実は1,300kg台スタートでありますから、いかにレガシィが軽量に作られているかがわかるかと思います。その軽やかさはエクステリアデザインにも現れていて、シルエットは謹厳実直から気韻生動へと変化したといいましょうか。その機械としての精密さ頑強さ精密性を生かしたエクステリアデザインから、やや大人しく上品系に振ったようなという風に見受けられます。

 インテリアの変貌具合はさらに顕著でありまして、今でこそ気に入っている上質感も最初に見たときは抵抗感を抱いてしまいました。やや弱い個性にがっかりしたというのが正直なところかもしれません。見慣れるに従ってそれはよりよい自分自身の好みへと変わっていきましたが、とにかく最初見たときは「ええ!こんなに上品系にかわってしまったのか!」と周りにも話していたほどです。

 今はとても好きなそのデザインは、吸い付くようなしっとり感が目に見えるのが特徴です。標準のオーディオもマッチングはすばらしいですし、使いやすさも両立された地味ながら特筆すべき点かもしれません。些細なことですが、オーディオ上のディスプレイに映し出されているフォントも独特で、これも他の車種にはなかなか見ることができない部分の一つに挙げられるのではと感じました。現行に至っては北米優先のために大型化も激しいもので、都市部では問題ないかもしれませんが田舎では邪魔になってしまします。インテリアに至ってはもはや別物で、好きな人は受け入れることもできましょうが、トヨタ臭がちりばめられた箱の中という感じはもはやレガシィではない気もします。私は他の名前で出せばいいのにとも思いました。

 機構的には電制スロットルに等長等爆エキマニ、シングルターボに戻った新システムは低速トルクを補うことにも成功しています。もっともその為に、あの独特のデロデロドロドロ音はしなくなってしまいました。

 私は次に乗る車をレガシィツーリングワゴンにしたいと思っています。今乗っている軽自動車からの乗り換え理由は置いておいて、レガシィに乗りたい理由は、そのデザインと機能性、そしてすばらしい足回りを与えられている国産車だからです。それはもちろん、乗りたいのは今でいう前型の後期モデル、SI-DRIVEがついたものなのですが、早い話がお金がありません。もともとFITやColtを格安で考えていた位ですから、そこからいえばずいぶん豪華になったというものです。

 排気量は税金面も考えれば低い方がいいのです。つまりは2Lモデルですね。そこで考えたのですが、ボディーからして、自分自身が走るシチュエーションで不満に思っていたような場所で、NAだとどうなのかということ。踏めば問題ないのですが、もたつき感は当然あります。悪い部分とまでは全くいえない部分です。普通に町中を走っているときに、過不足を感じることはないと思っています。それでも山道を走りに行ったとき、好きな曲がりくねった高低差のある道、そんなときには過給があった方がいいかなとも思っています。2.5LのNAか2.0Lのターボか。うーん、ターボかなぁ、好みはということになるわけなのです。そこを突き詰めるというか、本音を言うと接地面積の多い18インチのメリットをようやく感じる部分かもしれません。いや、18インチというよりもワイドタイヤという意味ですね。しかし、それ以外のデメリットが大きすぎるので、チョイスは17インチにしたいと思っています。

 ボディー色はブルー系。目の覚めるような青が好きですが、あっさり目のグリーンやブルーも好きです。ちょっと賢そうに見えるし、あまり乗っていないのもポイントですか。紺色、シルバー、黒、パールホワイトは多すぎます。もっとも、その分中古相場は弾数がある分安いものをチョイスできることもあります。色にこだわると、なかなか安くはいかないというのはどうやら本当のことのようですね。あまり出ていない色というのは、それだけ好きな人が買っているので手放さない胃のも理由の一つのような気もします。

 外観でいえば、やはり後期型であるD型以降はかっこいいなと思います。かっこいいというか、高級感が増したという方がわかりやすいでしょうか。でも、先ほど書きましたように高いのです。すごく高い。ちょっと話が変わってくるのでここはC型までになりそうですね。

 中に目を向けてみると、そうですね、せっかく贅沢をするのですからということで、マッキントッシュのオーディオがついているモデルが希望です。見た目の高級感が一番の理由だったりしますが、憧れてしまいます。それに純正ナビでかまわないので、ついていると助かります。テレビは見ませんので、そこはどうでもいい部分です。年に数回、ナビがあれば助かるなと思うことがあるので、現在地と検索がかけられることができれば贅沢は言いません。

 2.0LGT(ターボ)になると、メーター周りも少しゴージャスになります。こういうのもユーザーとしては重要な部分です。私はいろいろな車に乗る機会があるので、もちろんこれら欲しいモノも乗りました。中でもシート形状がすばらしい。厚みも含めて現状ベストバイな車種の一つだと思っています。

 今後大事になってくる荷室スペースもステーションワゴンならば問題ありません。最近流行のミニバンは重心の高さやロールが不愉快なので選択肢にはなり得ないことから、なかなかのチョイスだと自分では思っています。さてさてどうなることやら。

 どんなものにせよ、こうして考えている時間。これが、とても楽しいことには違いないですけれどね。

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Comments

こんにちは。
3代目 SUBARU レガシィワゴン BE/BH型
>積載性は2代目と比べると随分アップしたように感じました。
下位グレードで、2代目3代目を乗り継いでますが、ワゴンは大差ないですよ。セダンはB4になってトランク容量が増えたようにみえますが・・・。
ワゴンで、ホイールハウスの出っ張りが多少小さくなったかもしれません。
それは、リアサスペンションの変更によって可能になったようですが、ホールハウスの出っ張りが小さくなったことより、コーナーで外へジワジワ膨らむのがなくなったことの方が良かったです。
2代目はコーナーで後輪の踏ん張りが足りなかったので(自分のグレードでは)。

>ハンドルの隙間から見えるメーターの視認性は
自分のグレードの場合です。
http://mi84ta.cocolog-nifty.com/photos/road/driver051211.html

>NAだとどうなのかということ。踏めば問題ないのですが、もたつき感は当然あります。
NAだとツィンカムと自分のようなノーマルエンジンがあります。
ツィンカムは高回転まで引っ張れますが、低回転のトルクはノーマルエンジンと大差ないです。
2代目のノーマルエンジンは、走らなくて扱いにくいエンジンでした。
3代目のノーマルエンジンは、2代目よりかなりマシになりました。
ちなみに、3代目は2代目より車両重量は100kg増えてます。
3代目のマイナーチェンジ後のノーマルエンジンはかなり乗りやすくなりました。街中では3000rpm以上に回すことは滅多にないです。普段は2600rpmでギアが上がる程度しかアクセルを踏みません。それでもその辺の車と同程度の加速を十分にします。

その理由は、以下の最高出力と最大トルクと車両重量を見てもらえれば・・・。
2代目のノーマルエンジン:125ps/5500rpm、17.5kg-m/4500rpm、1300kg
3代目の〃(マイチェン前):137ps/5600rpm、19.0kg-m/3600rpm、1410kg
3代目の〃(マイチェン後):137ps/5600rpm、19.0kg-m/3200rpm、1410kg

3代目でマイチェン前と後の見分け方
http://mi84ta.cocolog-nifty.com/blog/legacyhikaku.jpg

mi84taさん、こんな長い変な分につきあってもらって恐縮です^^;

mi84taさんの写真は見てきたつもりでしたが、多くて見たことを忘れてますね(汗)。
やはり、視認性は抜群。そして、日中シンクロで室内も外も完璧に写ってる・・・。
レガシィは考えられてるんだと思います、心底そう思います。

出足の感覚はトルクを如実に表しているようですね。
マイチェン後は回転数も下がっていますし、より扱いやすくなってる証拠でもありますね。
やっぱり、ターボは贅沢の選択ですねぇ。

実際新車価格はすんごい高級車ですよ、レガシィのどのモデルも。
いやぁ、欲しいです。

こんにちは。
>やっぱり、ターボは贅沢の選択ですねぇ。
ターボの最大トルクはたぶん30.0kg-mあると思いますが、坂道や大人4・5人乗る機会が多くないと、宝の持ち腐れになりますよ。
大人2人なら、ツィンカムで十分だと思います。
自分がノーマルエンジンにしたのは、ツィンカムだとハイオクガソリン仕様になり、維持費が高くなるからです(現在のレガシィはわかりませんが)。

>出足の感覚はトルクを如実に表しているようですね。
19.0kg-m/3200rpm・・・街中ではホントに乗りやすくなりました。
高速では100kmで3000rpm程度になるので、アクセル踏んでも加速が悪いですが。
ツィンカムならエンジンの回転が伸びるだろうけど、自分の場合は・・・(T T)

あ、レガシィの一番のいい所は、フルタイム4WDの安定性です。
天気がいい高速道路での安定性はもちろんですが、悪天候(どしゃぶり・雪道)での安定性がかなりいいです。
しかしFFに比べて燃費は悪いです。
自分は、保険だと思ってフルタイム4WDに乗ってます。
燃費のいい車との金額の差は、もしもの時にハンドルとアクセルワークで切り抜けられる性能のためだと。

あ、Laylackさん、レガシイ乗るつもりなら、任意保険料(車両保険付の場合)を確認した方がいいですよ。高いです。
以前に、Wishの保険料を知った時に、金額が安いので愕然としました。

こんにちは。
>日中シンクロで室内も外も完璧に写ってる・・・。
この写真を撮ったのが2005年12月中旬で、自分が写真に興味を持ったのが2006年3月頃なので、日中シンクロということを知らずにただストロボをたいて撮っただけだと思います。
そして例によって、燃料がE(空)に近いという(笑)。
まだ針がEよりわずかに上なので、残量警告ランプはついていないと思います。
ランプが付く頃は、針がEより下にあるので。

こんにちは。
>やはり、視認性は抜群。
そういえば今年春に免停になって、平針でシュミレーターの講習を受けた時も”視認性は抜群”でした(大笑)。
http://mi84ta.cocolog-nifty.com/blog/hira100316.jpg

mi84taさん、ありがとうございます!

僕は仕事柄いろんな車に乗る機会が多いです。現行車はないですが、フェラーリも430モデナくらいまでは乗ったことありますし、ポルシェもカレラGT以外なら乗りました。どれだけの距離かというと全然ですが、車の個性は数十メートルで表れますし^^;

国産ですと同僚(といってもずいぶん上ですが)がランエボ10に乗っていますので、280馬力も満喫しました。あれはもう2速レッド手前までで事足りる車でした。
なので、自己満足の極みなんです、ターボモデルの選択は。
実際購入を考える段階までくると、コレは消えるかもしれないのです。
つまりは2.0iにするかもです。
B-Specにするとサスは当然で、メーター周りがGTと同じらしいのでいいなとか。

あと、任意保険は盲点でした!!
たぶん年齢制限だと一番上の割引あるし、等級はMAX割引なのでとか甘く考えていましたが、そうですよね・・・。僕はekなのでめちゃくちゃ安いんです。
しまった、忘れてました。
ガス代は正直距離を乗らないのであり得る話なんですが。

写真、いわれて見に行きました!
ほんとだ(笑)
いやぁ、楽しいです!

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